学生交流企画

ワークショップ

生きものミュージアム

~これからの動植物園の魅力づくりを考える~

ポストコロナ、SDGs、DXなどのキーワードや革新が進む様々な技術を踏ま
え、これまでとは異なるユニークな「生きものミュージアム」としての、動植
物園魅力づくりを考える。

福岡市の都心にほど近い福岡市動植物園は、丘陵に豊かな緑が連担する南公園
一帯の環境条件を活かして、動植物すなわち「生きもの」をはじめとする自然
のすばらしさを感じ、多様な学びを通じて、主体的に自然環境を大切していく
意識や活動の輪が広がることを目指している。そこで本企画は造園学を学ぶ学
生を主軸に、学生間での意見交換などをはじめ、交流を図りながら、柔軟な思
考で新しい動植物園のありかたを検討してもらうこととした。

福岡市動植物園は、平成18年より段階的な再整備をスタートさせ、リニュー
アルを重ねながら令和7年度の完成へ向けて様々な計画が進められてきたとこ
ろである。本年度の後半には「動植物園再整備の基本計画」が予定されてお
り、時代の動向や市民のニーズに対応した再整備(魅力づくり)のあり方を、
より明確にしておく必要がある。本企画において考えられた提案やアイデア
は、10月末までに中間発表として、福岡市動植物園サイドへ発表することが
でき、前述の基本計画に反映される可能性も十分考えられる。特に10月は、
「一人一花運動」に伴うイベント月間であり、学生による中間発表の内容を、
福岡市植物園において市民公開で行ったり、パネル展示を行い、市民からの感
想・意見コメントを受け付けることなどができれば、「公開性」を確保するこ
とも可能である。また、このような双方向での進め方、取りまとめ方を経てた
上でのトータルの成果を、12月の支部大会において発表することで、参加学
生にとってはより深い学びとなる。実践に近いテーマに挑むことができる機会
であり、教育効果の広がりを期待したい。

企画の目的と方法

日本造園学会九州支部は産官学の様々な分野の専門家が集まり、造園・ランド
スケープについて学術・技術研究のみならず交流を行っています。この学生交
流企画では、学生に実践に近いランドスケープの学びの場を提供し、未来のラ
ンドスケープアーキテクトを支援し、また学生間の交流をもたせるために、グ
ループで対象地の選定、デザインや利用方法、情報発信方法など、新たなアイ
デアを自由な発想で考えてもらい、その成果を九州支部大会で発表してもらっ
ています。2021年の熊本大会では、九州、中部、関東の短大・大学・大学院
の学生を中心に「新しい緑化フェアのカタチ」を提案することができました。

この学生交流企画は、 以下の内容で進めています。

  • 各グループにチューターとして現役のランドスケープアーキテクト等がついて指導や助言を行い進めていきます。
  • グループは応募者の中から大会事務局が指定します。
  • グループ討議や発表は対面orオンラインで行います。
  • 成果物としてグループごとにポスター形式1 枚にまとめるとともに、プレゼンテーションにも工夫を凝らしてもらいたいと考えます。
  • 12月18日の九州支部福岡大会にて発表してもらいます。
  • 各グループの最終案(ポスター)はとりまとめて冊子にする予定です。

スケジュール

9 月上旬 第1 回全体ミーティング(趣旨説明、進め方など)
→以降、発表までの約2 ヶ月間、各グループにて必要に応じて協議を重ねていただきます。
12月18日 発表・表彰

参加資格

高校生・短大生・専門学校生・大学学部生・大学院生・研究生
学校・学部・学年・居住地は問いません。

対面、リモート、どちらでも参加可能です。
ただしインターネット環境が必要です。
※支部大会(12月18日)は対面のみとなります

参加費

無料

申し込み

各大学の担当の先生を通じて下記問い合わせ先にメールにてお申し込みください。
※氏名、学年、所属大学・学部(学科)・研究室等

締め切り

プレキックオフ参加は2022年9月7日 までにお申し込みください
※途中参加も受け付けております。お申し込み時に参加予定日程をお知らせく
ださい。 (途中参加は10月上旬までとさせていただきます)

問い合わせ先